当日到着コンテナから1,000ピースを即抜き出した現場の底力

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

今日はとても気持ちよい日曜日でしたね。
皆さまはどこかお出かけにいかれたでしょうか?
私は近くの公園でマルシェが開催されているので行ってきました。
淹れたての美味しい珈琲やピザなどを食べながら散歩が出来るのでリフレッシュに最高です。

本日も無事に全ての出荷を終えることができました。
スタッフの皆様に感謝申し上げます。
365日配送可能な物流センターにはまだ空きがございますので土日祝日の出荷で悩んでいるお客様はお気軽にご相談ください。

今日のメルマガは、 「臨機応変で柔軟な物流倉庫」についてです。

臨機応変で柔軟な物流倉庫

先日、既存のお客様で、とあるアパレル企業様から一本のお電話を頂戴しました。

「海外工場の都合で遅延していた商品が、今日の昼にコンテナで三協さんの倉庫に到着予定です。」

「本当に急で申し訳ないのですが……今日の15時くらいに、試着イベントの関係で、コンテナの中から約1,000ピース、抜き取って持っていきたいんです。出荷指示を今から用意するので対応いただけないでしょうか?」
要望の内容はこうです。

昼に到着予定のコンテナに積まれているアパレル商品の中から、 イベント用のアイテム約1,000ピースを正確にピックアップし、 当日15時に車で取りに行くので引き渡して欲しい──というものでした。

いやいや…… いくら何でも、それは無茶ぶりです……。

たとえば
・アイテム数が5〜6種類程度
・特定の段ボール単位でそのまま抜き出せばいい
という条件であれば、まだ何とかなります。

しかし、今回のコンテナは違いました。
■ コンテナの中には多種多様なアイテムがぎっしり
■ 一つの段ボールに複数の品番が混在
■ 試着イベントゆえに、カラー・サイズを考慮したSKUレベルでの選別が必須
間違いがあれば、イベント現場でお客様が困るのは明白。
しかも、 電話連絡が来たのはコンテナ到着のわずか2時間前。
事前に分かっていれば、スタッフの配置や作業フローを最適化できたのですが、当日の急な依頼ではそれも叶わず…。
ただし、お客様にとっては大切な試着イベント。
「間に合いません」と突き返すわけにもいきません。

ここで、当社の“入荷即出荷システム”が真価を発揮しました。
コンテナが到着するや否や、ヤード内にて即座に検品・ピックアップを開始。 段ボールを開封し、SKUを一つひとつチェックしながら、1,000ピースを正確に抜き出す作業をスタッフ総出で進めました。

そして、選別した商品をイベント用に使いやすいよう再梱包。 15時ちょうどにお客様がお越しになった際、商品はほぼ準備万端の状態。
……とはいえ、最終的に30分ほどお待たせしてしまう結果にはなりましたが、 先方の社長様より「ここまでやっていただけるとは」と、大変ありがたいお言葉を頂戴し、スタッフ一同、心から誇らしい気持ちになりました。

手前味噌ではございますが、 当日連絡での“コンテナ入荷即・ピックアップ出荷”まで対応できる企業は、そう多くないと自負しています。
物流がスムーズに回ることで、 「臨機応変な卸対応」「オムニチャネル戦略」「店舗・ECでの返品対応」など、お客様のビジネスチャンスを広げることができる。
これからも、そんな物流の在り方を、私たちは追求していきます。
物流に関するご相談がございましたら、ぜひ一度ご連絡ください。

また、当社では月1回の倉庫見学会を開催しております。実際の物流現場をご覧いただくことで、多くの参考になる情報を得られるはずです。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

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記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。