システムに仕事を合わせるべきか、仕事にシステムを合わせるべきか、それが問題だ

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

すこし格好付けたタイトルで恐縮です。 ご存じの方も多いかもですが、シェークスピアの悲劇「ハムレット」の「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」というセリフに寄せております(笑)
ちなみに、これを英語で言うと「To be, or not to be: that is the question.」となるそうです。全然関係ないですが、昔からひっかけクイズがありまして、、この「ハムレット」のセリフをまず見せたうえで、では、「to be, to be, ten made to be.」とはどういう意味ですか?こう尋ねると英語が得意な人ほど答えられないというクイズです。ちなみに答えは、「飛べ、飛べ、天まで飛べ」というローマ字です。よろしければどこかで使ってみてください。関係のない話をしまして大変失礼しました。。今回は、「物流システムに業務(仕事)を合わせるべきか、それとも業務(仕事)に物流システムを合わせるべきか」についてお話をさせていただきます。

仕事にシステムを合わせるべき

私たち三協は、化粧品、医療機器、食品、工場部品、精密機器など、年間300社を超える企業様と物流課題についてお話をさせていただいています。 その全ての企業様において、、、 独自の販売戦略が何もない企業様は、ただの1社も存在しません。 (1)店舗から“商品Aと商品Bと商品C”が戻ってきたら、20%セールのタグを付けて楽天スーパーセールやメガ割りで販売したい (2)同じ品番で賞味期限や製造ロットが異なるアイテムを、正確に管理したい。また、出荷時に1つの取引先で賞味期限やロットが跨らないようにしたい (3)直前までの販売状況を加味しつつ、売れ残ったアイテムで合理的な福袋を作りたい など、上記のような販売施策は必ず物流に影響を与えます。 もしも、システムに業務を合わせるとなればどうなるでしょうか? 上記の(1)、(2)、(3)の機能がもしもシステムで対応できない場合、その販売施策を諦めるということは難しいでしょう。 となれば、人間が臨機応変に対応するしかありません。 (1)であれば、大量の入庫作業の中から、「商品A、商品B、商品Cのどれでもない」ことをイチイチ目検で確認する必要があるでしょう。 (2)であれば、「ロットが跨ってないかのチェックを事務所で事前に行う」「品番は同じだが、賞味期限やロットが異なる商品が入荷された場合、隣り合ったロケーションには置かないように注意する」といったアナログ対応が必要です。 (3)であれば、そもそも売れ残りが決まってからでないと福袋の作成ができないですし、アパレルであればカラーを散らしながらサイズは統一するといった知識が無いとそもそも福袋を作れないという制約もあるでしょう これでは、確実にヒューマンエラーは発生しますし、 余計な確認時間も発生するため、作業の生産性も悪化します。 反対に、業務にシステムを合わせていればどうなるでしょうか? (1)であれば、商品A、B、Cをスキャンした場合だけ仮ロケーションに移動、その他のアイテムは既存ロケーションに入庫させるようにカスタマイズすることで、無駄な確認をすることなく商品A、B、Cのタグの付け替えが可能になります。 (2)であれば、ロット跨りを考慮してアイテムを引き当てるようなシステム構築が必要です。また、「品番は同じだが、賞味期限やロットが異なる商品のロケーションは隣同士にならないようにする」という位置情報のカスタマイズを施すことで、作業者が注意して保管する必要はなくなります。 (3)であれば、足元の売れ残りの状況を加味し、カラーを散らしながらサイズは統一した福袋を自動的に生成するシステムを構築することが可能です。しかも、ECなどであれば、売れてから商品をピッキングできるため、事前に倉庫内で作り込んでおくという準備すら不要になります。 このように、業務にシステムを合わせていれば上記は全て解決できます。 また恐ろしいことに、実際には製造や仕入れのプロセスに加え、新商品の展開、法規制の改定など、多岐にわたる要因が業務に影響を及ぼします。こうした状況で、業務にシステムを適合させる対応を怠ると、現場でのヒューマンエラーが増加し、結果として生産性の低下が一層深刻化する恐れがあります。徹底したカスタマイズによって、このようなミスが起きない仕組みやシステムを構築するのが三協の仕事です。物流システムの構築は、システム会社に相談すると高額になりがちですが、我々は物流企業のため非常にリーズナブルです。ご興味があれば是非一度、三協にご相談くださいませ。また、月1回の倉庫見学会も開催しておりますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。現地で多くの参考になる情報を得られるはずです。

誤出荷・在庫差異・未出荷でお悩みの企業様!

いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。 是非一度、誤出荷0・在庫差異0・未出荷0を達成し続けている三協の倉庫見学会(無料)へお越しください。 実際に三協で使用されている「WMSのカスタマイズ事例」「システム画面」に加え、働いているスタッフのリアルな表情や働き方などもぜひご覧ください。 物流改善へお力添えも出来ると思います。「もっと具体例を…」「自分たちに当てはめると…」など気になることがあれば、是非とも無料の倉庫見学会にてご意見いただければ幸いです。

【無料】倉庫見学会開催中!
メールマガジンのご登録はこちら

記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。