イソップ寓話「3人のレンガ職人」を考える
こんにちは。
株式会社三協の生駒です。
今回は、イソップ寓話「3人のレンガ職人」についてお話させていただきます。
倉庫業の目的と「志」
こんなお話はご存じでしょうか。 ある時、旅人が道を歩いているとレンガを積んでいる職人に出会いました。 何をしているかを尋ねると、男は不機嫌そうに答えました。 「来る日も来る日もこんな単純な作業をする大変さがあんたにはわからんだろう。」 男はそう言って旅人に愚痴をこぼし続けました。 旅人が更に道を進んでゆくと、またレンガを積んでいる職人に出会いました。 先程出会った職人に仕事の大変さを聞いていたので思わず声をかけました。 「お仕事大変ですね?」 するとその職人は「この仕事で家族を養っていけるんだから、こんな有難い事はない。大変なんて言ったらそれこそバチが当たるってもんだよ。」と答えました。 なる程そういうものかと思いながら更に歩いていくと、またレンガ職人に出会いました。 先程の2人で意見が違ったので、今度の職人は何と答えるのだろう。 旅人は興味半分に声をかけてみました。 「お仕事大変そうですね?」 すると男はにっこり微笑んでこう答えました。 「俺達は聖堂を作っていて完成すれば大勢の人がここで祝福を受け、そして悲しみを振り払える。そんな仕事だからとても誇らしい気持ちで作業が出来る俺達は幸せ者なんだ。」 労働の価値観が人によってこれほど違う事を見事に判り易く例えたエピソードですが、実はイソップ寓話にはこの話は実在しないそうです。 しかしあまりにも有名になってしまった為、真贋を確かめるよりもその内容が一人歩きをして今ではビジネスの場における労働の価値観の比較を表す例え話に使われる事が多い様です。 イエール大学の組織行動学のエイミー・レズネフスキー教授によると労働にも3種類 のパターンがあり、Job、Carrier、Callingに分けられるそうです。 Jobはお金の為の労働、Carrierは自己成長の為の労働、そしてCallingは使命感の為の労働。 Callingは直訳すると「呼ぶ事、叫び」ですが、派生して「天職、神の思し召し」とも言えるそうです。 3人の行動は同じでも何の為にという目的意識や「志」の有るなしで大きな違いが生じるという教訓を示す秀逸なエピソードといえるでしょう。 EC物流がどんどん発達した現代に於いても残念な事に倉庫業を単なる設備レンタル業とみなしたり、物流従事者を誰にでも出来る「倉庫番」とみなす経営者や管理職がいれば当然現場の士気も下がり、現場がうまく稼働しなかったり誤出荷や在庫管理が出来ていないなどのトラブルも往々にしてある様です。 三協は物流こそ経済活動を円滑に進めるためには無くてはならない必要不可欠な存在と考え、だからこそ顧客にとっての無駄なコストも省き、 「誤出荷ゼロ」を実現し、企業様には商売繫盛、個人ユーザーの皆様には安心と喜びをお届けする正に「Calling」の価値感を常に忘れる事なく、社長以下社員、アルバイト、パートの皆さん一丸となって日々の業務に取り組んでおります。 はじめまして三協営業部の生駒直樹と申します。 拙文をお読み戴き有難うございました。 これから【三協チョット耳寄りなお話】と銘打ちまして、生駒のメルマガを不定期ではございますが、随時発信させて戴きますのでご笑覧戴ければ嬉しく思います。 これからも何とぞ宜しくお願い致します。
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いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。
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