佐藤さんが見逃す時、鈴木さんもほぼ見逃す

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

いつも、「メルマガは短めしないと読んでもらえない」と自分に言い聞かせているのですが、今日はシンプルにお伝えします(笑) 人間はヒューマンエラーをするものなので、 人によって注意力に違いはあれど、 ずっと出来ていたことが、ある瞬間ミスするということは必ずあります。 その時に結構やりがちなことが チェックする人や関門を増やすことです。 これって、問題解決に近づいている気がしますが、ほぼ意味はありません。 そこで今回は、「人を増やしてチェックすることの無意味さ」についてお話させていただきます。

佐藤さんが見逃す時は鈴木さんもほぼ見逃す

「人間を増やしてチェックするのだから無意味ってことはないやろ!」 そんな風に思われるかもしれません。 ただその効果はコストに対してかなり限定的と言わざるを得ません。 たとえば佐藤さんが商品をピックして、鈴木さんがさらに目視で「伝票の商品名(品番)」と「実物の名前(品番)」を突き合わせてチェックするとしましょう。 この場合、佐藤さんが間違ったということは、「伝票の商品名(品番)」と「実物の名前(品番)」が似通っているケースが多いです。 当社で扱っているお客様でも 「K-133FP-13」と「K-133P-13」というような似通った商品がたくさんあるお客様がいらっしゃいます。※右はFが無いだけ 想像していただきたいのですが、人間の誤ピックはしっかり管理をしていれば数百件に1回くらいです。 ということは佐藤さんのピックは基本的には合っていて、間違ってしまうということは、上記のような著しく似通った商品の場合です。 この場合、鈴木さんがこのエラーを食い止めるのは至難のワザです。 なぜなら、佐藤さんが見間違えるということは鈴木さんから見ても極めて見間違えやすいということです。つまり佐藤さんがエラーするときは、鈴木さんもエラーをするということです。 数学に説明するとこんな感じです。 佐藤さんも鈴木さんも1000回に1回ミスをするとします。 もしも、佐藤さんと鈴木さんのエラーの確率がサイコロのように独立で1/1000だったら1/1000×1/1000でミスはほぼゼロに近づきますが、現実的には一人でチェックをしている1/1000とそこまで変わりません。 「ではどうすれば良いのか?」 チェックの関門を増やすのではなく、そもそも佐藤さんが誤ピックをしたくてもできない環境をつくることが大切です。 人間が見るべき箇所をデジタルの力でシンプルにすることで、 “思わず晩御飯の支度を考えてしまっても”誤ピックをしないフローにすることが大切です。 さらに、佐藤さんがピックをするだけでダブルチェックが自然に掛かる仕組みを構築することも可能です。 この方法はバーコートがないような商材にも適用することができます。 このようなミスが起きない仕組みやシステムを構築するのが三協の仕事です。 物流システムの構築は、システム会社に相談すると高額になりがちですが、我々は物流企業のため非常にリーズナブルです。 ご興味がある方は一度ご連絡ください。 好評につき11月と12月は月2回開催しています! 11月26日はまだ空きがありますよ。

誤出荷・在庫差異・未出荷でお悩みの企業様!

いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。 是非一度、誤出荷0・在庫差異0・未出荷0を達成し続けている三協の倉庫見学会(無料)へお越しください。 実際に三協で使用されている「WMSのカスタマイズ事例」「システム画面」に加え、働いているスタッフのリアルな表情や働き方などもぜひご覧ください。 物流改善へお力添えも出来ると思います。「もっと具体例を…」「自分たちに当てはめると…」など気になることがあれば、是非とも無料の倉庫見学会にてご意見いただければ幸いです。

【無料】倉庫見学会開催中!
メールマガジンのご登録はこちら

記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。