なるべく少ない人数で物流を安定稼働させる方法

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

さて今日は3連休の最終日ですが、、

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
弊社では、 楽天365日配送のため、本日も出荷作業をしておりました。
さきほど全拠点にて無事に作業が完了したことを確認できました。

劇的に売り上げが変わるというのはご時世柄、難しいですが、 今のところ企業様からはポジティブな声を多く頂戴しており、 全社一丸となって取り組んでいる効果もあるのかなと思っております。

弊社でも2週連続の3連休でも物流を円滑に回すには、相応に人を採用する必要があります。一方で、現在は採用競走が激しいことに加え、退職する方も多いため、人材が定着しないという悩みをよくお聞きします。

そこで今回は、採用が難しい現代において、 少ない人員で物流を運営する方法についてお話させていただきます。

アルバイトの作業領域を思いっきりひろげる

たとえば、「入荷」という仕事をAさんが、「出荷検品」と言う仕事をBさんが、「加工」をCさんがやっていたと仮定します。

※ただし、A、B、Cはそれぞれパートタイマーの方です。
この場合、Aさんが急に休んでしまったり、退職すると、 入庫という仕事が回らなくなってしまいます。
そのため別の仕事をしている社員(営業担当、企画担当など)が代わりに手伝うしかありません。社員は通常業務に加えてその作業を行うため、社員の疲弊に繋がります。
なんとか新しいパートスタッフを採用したいところですが、 仮に運よく採用できたとしても 「入荷」を教える社員が作業をすることに手を取られてしまい、 戦力化に時間が掛かるため、この状況が続く可能性が高いです。

最悪の場合、、 「私、入荷作業をするために入社したわけではありません。」 と退職してしまうかもしれません。
弊社ではアルバイトさんの大部分が「入荷」「出荷検品」「加工」の仕事を全て行うことができるような体制を構築しています。


したがって、誰かが休んだり退職した場合でも業務を継続することができるため、社員が手伝うということが発生しません。
さらに、社員が教えることに集中することが可能となるため、瞬間的に人員が減ってもすぐに元の人員体制に戻すことができます。
またそもそものパートスタッフの人数も抑制することができるため、 人件費の削減に繋がります。
ではどうやって、アルバイトさんに「入荷」「出荷検品」「加工」の仕事を全て行うことができるような体制を構築するか。
それは徹底して仕事が単純化され、作業しやすい方法になっているかに尽きます。
理想的には、(1)考えなくとも作業できる(2)迷わずに作業できる(3)覚えなくとも作業できることが大切です。

コンビニのレジをイメージしてください。
コンビニで公共料金を支払う時、 店員さんは 「大阪ガスだからこの画面を押す」 「水道料金だからこの処理をしなくては」 とか一切やってませんよね。

やることはただ一つ、、、 バーコードを鳴いて、OKボタンをお客さんに押してもらうだけです。
それが仕事を単純化するということです。
考えなくとも、迷わずに、覚えなくとも作業できますよね。
物流でも同様に、、
「物流システムの画面」「ロケーション管理のルール」「ピッキングリスト」など、
作業者が目にする箇所をシンプルで分かりやすいものにすることで、
仕事を覚えるスピードが劇的に改善し、各従業員が担当できる作業領域も拡大します。
三協は誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロを謳っていますが、 その要因は単純化を極限まで進めたことにあります。
その結果として、全くミスのない物流を実現しているのは、 小さな子供を持つママさんパート達です。
このように、「単純化」は少ない人数で物流を安定稼働させるには不可欠ですが、 ネックとなるのがシステム改修です。
システム画面の修正などは、システム会社に相談すると高額になりがちですが、 我々は物流企業のため非常にリーズナブルです。
ご興味がある方は一度ご連絡ください。

また、月1回の倉庫見学会も開催しておりますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。現地で多くの参考になる情報を得られるはずです。

誤出荷・在庫差異・未出荷でお悩みの企業様!

いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。 是非一度、誤出荷0・在庫差異0・未出荷0を達成し続けている三協の倉庫見学会(無料)へお越しください。 実際に三協で使用されている「WMSのカスタマイズ事例」「システム画面」に加え、働いているスタッフのリアルな表情や働き方などもぜひご覧ください。 物流改善へお力添えも出来ると思います。「もっと具体例を…」「自分たちに当てはめると…」など気になることがあれば、是非とも無料の倉庫見学会にてご意見いただければ幸いです。

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記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。