「最低賃金」が上昇を続ける中で物流コストをどう考えるか
こんにちは。
株式会社三協の山田です。
では、さっそく今週のメルマガです。
働く人にとっては非常に嬉しい最低賃金の上昇ですが、
企業としてはなかなかにつらいものがありますよね。
三協は大阪に拠点が多いですが、
ほんの数年前と比較しても30%程度最低賃金が上昇しています。
今後もこの傾向がすぐに変わるとは思えませんし、
残業代や有休の取り扱いや物流業界に控える2024年問題など、
物流コストをどうするのかということはもはや避けて通れない課題です。
今回は、
「物流センターの運営コストをどう抑えるか」について、お話をさせていただきます。
レイアウトや物流フローを見直し、入社初日でも作業出来る環境を作る
結論から言いますが、物流コストを削減する方法は、作業を標準化し、誰でもできるような作業環境を整えることです。
知識や経験に依存することなく、誰でも作業することが可能になれば
・正社員からパート中心へ変えられる
・思い出す時間や考える時間を圧縮できるため、生産性があがる
・教育コストや引継ぎコストが大幅に削減される
・手の空いた人間が作業することが可能になるため、手待ち時間がなくなる
などなど、人件費を大きく削減することができます。
しかしながらこういったお話をさせていただくと、
「納品先のパターンが多い」
「ロケーション管理がなく、空いたところに商品を入れている」
「FAXでの注文が多く、受注データがない」
「品番数・カラーやサイズが多く、管理が煩雑」
「バーコードが無い」
など、どうしても物流スタッフの“知識”や“経験”に依存する箇所が残るため、
簡単には標準化が出来ないとおっしゃる企業様が少なくありません。
おっしゃる通りです。
簡単にはいきませんよね。
では具体的にどうすれば良いのでしょうか。
着手すべきこととしては、
(1)商品の荷姿、種類の数、入出荷頻度に合わせて、最適なレイアウトとロケーション管理を決めます。
(2)次に、人がチェックするべき作業項目をすべて抽出し、
システム制御によってチェックを処理化するか、もしくは文字の大きさや色による識別など、ヒューマンエラーを極限まで減らせるような仕組みを構築することです。
弊社のお客様でもアナログ作業がゼロという企業様はほぼありません。
すなわち、WMSやバーコードリーダーなどのマテハンを導入すれば標準化が完成するわけではありません。
大切なのは最後まで残るアナログ処理を「標準化可能な単純作業の組み合わせに仕組み化していく工程」となります。
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いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。
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