オムニチャネル成功のカギは物流にあり

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

では、さっそく今週のメルマガです。
流通や小売業で近年注目されている手法の一つとして、 「オムニチャネル」があります。
オムニチャネルはEC・自社店舗・卸先など、あらゆるチャネルでユーザーとの接点を持ち、購入経路を意識させることなく、現実の店舗とオンライン店舗を自然に使えるようにした販売戦略のことです。

三協のお客様でも、
「EC注文を試着も兼ねて店舗で受け取る」
「店舗では欠品だったため、店舗からタブレットにてその場でEC注文する」
など、オムニチャネルを実行されている企業様はたくさんいらっしゃいます。

オムニチャネル化する際の注意点として、
「チャネルを増やせば無条件に成功するわけではない」ことです。
チャネルが増える分、在庫管理や商品管理は複雑化します。
そのため、オムニチャネル化を支える物流戦略として、 ”実店舗とECモールにおける在庫の一元管理”は必須と言えるでしょう。
今回は、 「オムニチャネル成功の鍵は物流が握る」について、お話をさせていただきます。

在庫の一元管理を実現するために必要な2つのこと

実店舗とECモールにおける在庫の一元管理を実現するために重要なことは2つあります。

1つ目は、WMS(倉庫管理システム)を基幹システムやECモールのカートシステムと連携させることです。
なぜならば、特定のカートシステムと受注管理システムなど、 互換性によりデータ連携が不十分であるシステムの組み合わせが少なからず発生するからです。
そのような場合でも、 WMSを経由することで疑似的に注文情報が受注管理システムへ反映されるような仕組みを構築するなど、倉庫管理を熟知しているシステムエンジニアがいればうまくデータを連携させることで在庫の一元管理を実現することが可能です。

2つ目は、製造工場・物流倉庫・実店舗において、リアルタイムかつ精緻な在庫管理を行うことです。
「取り置き用の商品」や「他店へ移送分」など、 従来は“店舗内”かつ“特定のタイミング”で共有しておけば事足りていた情報も、店舗からのEC出荷対応が加わることで、その全情報をリアルタイムで共有することが求められるようになります。

「工場・倉庫・実店舗全体で整合性が取られた物流フローの確立」
「EC出荷対応に関するマニュアル整備」
など、明確な業務ルールのもとで在庫管理を行うことが重要です。

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記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。