ダブルチェックに意味はない
こんにちは。
株式会社三協の山田です。
では、さっそく今週のメルマガです。
皆さんの会社では、倉庫管理においてダブルチェックをしていますか?
おそらく、数量や品番の確認において、複数人でのダブルチェックをしているのではないでしょうか?
三協では誤出荷ゼロ・在庫ゼロを実現すべく、
物流品質には非常に気を使っていますが、
ダブルチェックというものを基本的に行いません。
「ダブルチェックしないなんてありえない」
という声が聞こえてきそうですが、
三協では、
「人が2回も3回も注意して確認しながら作業をするということ」
にそもそも無理があると考えています。
今回は、
「ダブルチェックに意味はない」
について、お話をさせていただきます。
行き過ぎたダブルチェックの先に待っているのはスタッフの疲弊だけ
もしもパートAさんが集中して確認したにもかかわらず見間違ってしまうことは、恐らくBさんでも見間違えるでしょう。これは55年間物流一筋でやってきた三協でも身に染みている現実です。
たとえば、「01234」と「56789」を見間違える人は非常に少ないでしょう。仮にAさんがこの2つを見間違えたとしても、Bさんは気づくでしょう。この場合であれば、AさんとBさんのダブルチェックには意味があります。
しかしながら、「123456」と「123546」ではどうでしょうか。
並びがほとんど同じで、見間違ってしまう可能性は格段に上がってしまいます。この場合は、Aさんが見間違えた場合、Bさんも見間違えてしまう可能性もぐっと高まります。
したがって、
Aさんが間違えないものはBさんも間違えないが、
Aさんが間違えやすいものはBさんも間違える可能性が高くなります。
すなわち、AさんとBさんのチェックはお互いに依存しあうことになるため、
ダブルチェックは機能しにくいという現実があります。実務で問題になるケースはほとんどがこのような見間違えであり、改善することが非常に難しいといえます。
しかも、日本人は真面目な人が多いため、
これ以上注意してダブルチェックしてくださいと言われれば、
責任感のある人ほどストレスを抱えてしまうため、
職場の雰囲気も悪くなります。
ではどうすればよいのでしょうか?
三協が出した答えが、
業務マニュアルや物流システムによって、従業員の注意力が散漫になってしまっても、誤出荷が発生しない仕組みを構築することです。
具体的には以下のようなことがあげられます。
「バーコードをスキャンすることで確認作業を処理化する」
「システム画面の文字を大きくしたり、色味を変えることで視覚的に分かりやすくする」
「品番が酷似している場合は、ロケーションを全く異なる場所に紐づけることで、ロケーションに行って品番をチェックすることで、自然に意味のあるダブルチェックが掛かる状況を作る」
このように、人の注意力に依存しない倉庫管理を実現できれば、
過度なプレッシャーを感じることなく、高い物流品質が継続できます。
また、採用などもグッと楽になりますので良いことづくめとなります。
誤出荷・在庫差異・未出荷でお悩みの企業様!
いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。
是非一度、誤出荷0・在庫差異0・未出荷0を達成し続けている三協の倉庫見学会(無料)へお越しください。
実際に三協で使用されている「WMSのカスタマイズ事例」「システム画面」に加え、働いているスタッフのリアルな表情や働き方などもぜひご覧ください。
物流改善へお力添えも出来ると思います。「もっと具体例を…」「自分たちに当てはめると…」など気になることがあれば、是非とも無料の倉庫見学会にてご意見いただければ幸いです。
【無料】倉庫見学会開催中!
メールマガジンのご登録はこちら