「Qoo10メガ割り」「楽天スーパーSALE」「超PayPay祭」

こんにちは。
株式会社三協の山田です。

では、さっそく今週のメルマガです。
EC販売の特徴は、卸販売や自社店舗向けの出荷と異なり、
・当日の出荷数が直前まで分からない
・送付先が全顧客で違うので細かいミスが発生しやすい
・ミスをした際のクレームリスクが大きい
などがあげられます。

通常の出荷では問題なく対応出来ていても、 大きなセールに参加した際に、
「出荷に時間が掛かり、せっかくの売上がキャンセルになってしまった」
「出荷ミスでお客様に迷惑をかけてしまい、口コミに書かれてしまった」
などの物流課題が露呈してしまうことも少なくありません。

Qoo10のメガ割をはじめ、 楽天であれば、「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」 Yahoo!ショッピングの「超PayPay祭」など、 大型のセールには将来的に御社の顧客となる可能性のある潜在顧客がたくさん集まります。
多くのお客様にまずは、自社の存在を認知してもらうには、 人が多く集まるモールのセールに参加することは不可欠ではないでしょうか。

とはいえ、 せっかくの売上拡大の機会が 逆にお客様に迷惑をかけてしまい、モールやSNSの評価が下がってしまい、 ブランドが棄損してしまっては意味がありません。
モールによっては、ペナルティからモール内の露出度を下げられるということもあります。


そこで今回は、 「大型のセールにおいて想定外に売れても誤出荷ゼロ・未出荷ゼロを一切出さない方法」ということについて、お話をさせていただきます。

「事前の情報集約」と「業務の標準化」で、【数十倍の出荷波動】でもミスなく対応は可能

弊社には現在90社弱(化粧品・靴・スポーツウェア・酒・食品など)の取引企業様がいらっしゃり、その8割以上の企業様において、EC出荷を行っています。

前述の「Qoo10メガ割」「楽天スーパーSALE」「超PayPay祭」はもちろん、アマゾンやZOZOTOWNなど複数のモールに参加されている企業様や、 自社サイトの公式セールや海外向けの越境ECなどのセールへも積極的に参加されているケースもあります。
お客様のなかでは、 セール時の出荷波動が10倍を超えてくる企業様も少なくありません。
バレンタイン、母の日イベント、クリスマスプレゼントなど 特定日に通常の100倍近い出荷があるお客様もいらっしゃいます。
このような時に、出荷を送らせることなく、 丁寧な物流をスピーディに行うにはどうすればよいのでしょうか?

キーワードは「事前の情報集約」と「業務の標準化」です。
「事前の情報集約」とは、どの商品(商品の組み合わせ)が売れるのかを過去データで分析することです。ABC分析により、ロケーションを取りやすい場所に変更しておくだけでも効率はあがります。
その他にも、集約ピックというやり方も有効です。
あらかじめ良く出る商品を集めておいて、デジタルで制御し、後工程で仕分けることによりピッキング作業を格段に削減できます。
他にも購入するアイテム数が少ない顧客(1アイテムだけ、2アイテムだけ買っている顧客など)のデータだけをオーダー別に集約するというやり方もあります。
ここで大切な事はもう一つのキーワードである「業務の標準化」です。
事前のロケーション移動や集約ピックはかなり効果的ですが、 通常とは異なる工程が加わりますので、業務が煩雑になってしまい出荷ミスのリスクがあります。
では、どうすればロケーション移動や集約ピックをミスなくスピーディに行えるか。それは徹底的に業務を標準化することです。

三協の例をお伝えすると、
「集約ピック」であれば倉庫管理システムを呼び出して、
・画面に表示されたロケーションへ移動
・表示された数量をピック
・画面に表示された場所に商品を置く
この3工程をしてくださいというシンプルなやり方です。

もちろん集約ピックでも「アイテムの集約」と「オーダーの集約」では仕分けのルールも異なるので上記の工程は変わりますが、三協では倉庫管理システムで制御することにより、 1回説明されれば作業ができるレベルまでシンプルで分かりやすい作業工程となるように徹底しています。
このやり方であれば、 他部署からの応援やその日初めての派遣スタッフであっても即戦力となりますし、注意しなくともミスのない物流を実現することが可能になります。

誤出荷・在庫差異・未出荷でお悩みの企業様!

いかがでしたでしょうか。弊社は創業から56年の歳月をかけて様々な仕組みやシステム開発を行っています。足元では約90社のお客様の物流に関するお手伝いをしておりますが、誤出荷ゼロ・在庫差異ゼロ・未出荷ゼロを安定して実現しております。 是非一度、誤出荷0・在庫差異0・未出荷0を達成し続けている三協の倉庫見学会(無料)へお越しください。 実際に三協で使用されている「WMSのカスタマイズ事例」「システム画面」に加え、働いているスタッフのリアルな表情や働き方などもぜひご覧ください。 物流改善へお力添えも出来ると思います。「もっと具体例を…」「自分たちに当てはめると…」など気になることがあれば、是非とも無料の倉庫見学会にてご意見いただければ幸いです。

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記事の作成者

代表取締役

山田

現場一筋40年。従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム開発室、デザイン室を開設。総合物流の効率化を図ると共に、ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げる。 近年では自社倉庫だけで無く、倉庫をお持ちの企業様の物流改善まで手がけ、数ある物流倉庫の「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を実現。 著書に「誤出荷ゼロ!自社倉庫管理術」「EC物流改善メソッド」(幻冬舎)がある。