【ECショップ・店舗の在庫管理】欠品防止のためのシステムを構築

『販売形態の違いにより在庫管理がしにくい』とのお悩み

複数の販売形態

通常、在庫の持ち方は商品1種類に対して1つとなりますが、販売形態が複数あると在庫管理が分かりにくくなってしまうことがあります。今回は、セレッソ大阪様の事例をご紹介させていただきます。

セレッソ大阪様は、商品・グッズをECショップで販売しているほか、試合時のスタジアムでも販売を行っています。全く違う販売形態のため、これまで在庫の管理に悩まれていたようで、「在庫管理を簡単にしたい」「売り漏れや欠品防止のために、在庫を分けられないか」と、ご相談がありました。

在庫管理システムに在庫区分を設定し商品在庫を明確に

在庫管理システムに在庫区分を設定し商品在庫を明確に

上記のご依頼を受けて、在庫管理システムに在庫区分という項目を持たせて管理することにしました。具体的には、1つの商品に対してECの在庫とスタジアムの在庫を設定し、販売形態に応じて在庫を分けることを可能にしました。

商品の入荷時は、どういった配分で在庫を分けるのか、セレッソ大阪様にご指定いただき、それぞれの区分に分けて入庫を計上します。例えば、倉庫に商品が合計100個ある場合、ECショップ用に20個、スタジアム販売用に80個という形で、在庫を振り分けて管理します。

出荷の際は、ECショップからの受注データは自動的にECショップ用在庫から引当を行い、スタジアム販売に向けた出荷指示データは自動的にスタジアム用在庫から引当を行うように、システムでの制御を可能にしました。

このような在庫管理システムの構築を行うことによって、「在庫があったはずなのに、すでに他の販売経路で売れてしまっていた」ということも防ぐことができます。

在庫区分を設定することでできること

在庫区分を設定して在庫を分けることにより、他にはどんなことができるのでしょうか。

例えば、

・ネットショップ用と百貨店で販売する用に、在庫を分けて管理する
・来月出荷用の商品50個を別の在庫区分とし、商品を確保しておく

ということが、実現可能になります。

複数の販売形態がある場合や、複数のネットショップを運営している場合など、在庫管理が複雑になりお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

企業情報

セレッソ大阪様

サッカー等のスポーツの興行、スポーツ用品・玩具・衣料等の販売