物流改善により働き方改革を実現!従業員からも喜びの声

物流改善により働き方改革を実現し従業員からも喜びの声

福島鰹という会社は
どんな会社ですか。

福島鰹様

福島鰹は創業は大正11年になります。

四国松山の沖に浮かぶ中島より知人を頼って上京、当初は相当苦労したと聞いていますが「美味しい鰹節を作れば、きっとわかってもらえる」という思いを貫き、地道に研究を重ね、良いものを作り続けることで徐々に受け入れられ、信頼あるブランドに成長しました。

創業者の魂を受け継ぎ、もっと良いものを作るために今でも改善を続けています。

物流改善を外部に委託しようと
考えたきっかけは何ですか。

物流改善を外部に委託

労働環境の改善がきっかけになります。

お客様は、飲食店が多いので夜閉店してから注文が入る事が多く、夜中に電話やFAXで来ていた注文を早朝から確認し、商品配達までを営業担当が兼務していました。荷物の出し入れについては独自でも改善を繰り返してきましたが、管理が行き届いておらず、商品の保管場所が一部の人にしか分からないなど、業務が特定の人物のスキルに依存してしまう、いわゆる属人性の高い業務になっていました。

ワークサンプルの様子

写真:ワークサンプルの様子

その結果、在庫差異や誤出荷が頻発しており、その対応のためにまた労力が掛かるというまさに負のスパイラル状態でした。それでも経験豊富な熟練スタッフ達が“早い時間からその日の準備”と“遅い時間まで翌日の準備”をしてくれていたおかげで、なんとか日々の出荷業務は回せている状況でした。勿論、弊社としても手をこまねいていたわけではありません。何度も物流業務の改善にトライしたのですが、慢性的な保管スペース不足と設備の問題、改善にかかる現場の人員不足などで実現することが出来ませんでした。
そのような経験を踏まえ、私としては「在庫管理の課題解決のためには、外部組織と協力するのが良いのではないか」いう思いを持っていました。そんな折、営業本部と商品部(物流部門)の移転話が決まりました。場所も一新されるのでこの機会に積年の課題であった物流課題を改善し、労働環境の改革に努めたいと考えました。しかし現実には移転まで3か月と非常にタイトなスケジュールの中、実現が可能か不安はありました。

三協営業部阿部ミーティング風景

三協営業部:阿部

 

確かにタイトなスケジュールでしたが、貴社が不安に感じられているのが分かっていたので、敢えて自信満々な態度で商談に入っていました。旗振り役に覇気がなければ実現するものもしなくなりますから。

三協を選定して頂いた
決め手は何でしょうか。

三協寝屋川EC物流センター

写真:三協寝屋川EC物流センター

三協さんが開催している、「倉庫見学会」に参加したことがきっかけです。倉庫内は整然としており、また従業員同士が会話をしなくても業務が遂行するので、とても静かな印象がありました。
特に印象に残っているのが営業の方との会話です。「うちの会社の悩みをずっと傍で見ていたのでは…」と思ってしまうくらい、弊社が置かれている状況や問題点を理解し、打開策を一緒に考えてくれました。
「ああ、これが物流のプロなのだ、この会社は信頼できる」
それが三協さんにお願いした理由です。

新体制での業務フロー説明会の様子

写真:新体制での業務フロー説明会の様子

ありがとうございます。ただ私は貴社の課題というより、他社でも起きている課題と改善策の成功例と失敗例を知っていただけです。最新のシステムを導入して物流が改善しました、なんて話は聞いた事がありません。物流改善は泥臭く、時に反発をくらいながらでも推し進めるエネルギーが必要ですからね。

実際に三協のサービスを受けて、
どのように感じましたか。

新物流センター内覧の様子

写真:新物流センター内覧の様子

今回は物流コンサルティングとWMSの導入をお願いしました。社内の軋轢、反発、忖度などもありましたが、なぜ今この物流改革が必要なのか。そこを社内に共有するところまでお手伝いいただき、非常に助かりました。

ちょっと煙たがられた方も
いらっしゃいましたね(笑)

物流センター移管の様子

写真:物流センター移管の様子

課題の一つでもあった引越しについてもトラックの段取り、スケジューリングまですべて行っていただきました。

また実稼働してからは作業が効率化され、属人性が無くなりました。これまでは特定の人にしか作業ができませんでしたが、今では大学生のアルバイトが作業をしてくれています。近くに龍谷大学があるのですがそこの学生に来てもらっています。
アルバイトの採用面接まで手伝ってもらいましたね(笑)

最初はなかなか集まりませんでしたけど、継続は力ですね。

新体制稼働初日の様子

写真:新体制稼働初日の様子

当初の目的である労働環境の改善も出来てきていると思います。
早朝から出社して凍えるような寒い中で準備するということもなくなりました。
「家族と触れ合う時間が増えた」と従業員が嬉しそうに話しているのを聞くにつれ、弊社の選択は正しかったのだと確信します。

貴社の今後の展望を
教えてください。

福島鰹様

海外市場への販売を強化したいですね。日本のこだわりを世界に向けてどんどん売っていきたいです。世界の福島鰹と言われるように、次の世代に向けてより良いものを作り続けたいですね。
挑戦をする中で、物流の問題は避けて通れません。また新たな物流の問題が出てくるかもしれませんが、その時は三協さんにパートナーとして是非協力して欲しいと思います。

 

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企業情報

福島鰹株式会社

削鰹節製造卸売および業務用食品卸売