誤出荷ゼロ、在庫差異ゼロに挑戦! 物流改善を実施して作業効率、保管効率が大幅に改善!

誤出荷ゼロ、在庫差異ゼロに挑戦

物流業務全体が複雑に!
正確な在庫管理が難しくなってきた。

物流改善以前の様子

写真:物流改善以前の様子

福岡県久留米市で農業機械やその他関連商品の販売等の事業を営んでおられる株式会社平城商事様に、インタビューのご協力をいただきました。

元々は「卸が半分、通販が半分」という形で、少人数で社内物流を行っていたのですが、通販の売上げ比率が上がるにつれて、取引量が拡大してきたこともあり、2ヵ所の物流アウトソーシング会社にも依頼をしていました。

そのような中、さらにAmazonなどの取引先が増え、物流業務全体が複雑になってきたのです。

さまざまな商品の取引量が拡大し、欠品、過剰発注、残業、在庫精度の低下などの問題が生じ、物流を改善する必要が出てきたと感じていました。

在庫管理のシステム化

物流システム(WMS)は導入されておりましたか。

在庫管理のシステム化は、自社のSEが行っていましたが販売システムからの流用で、在庫管理という形で構築されていなかったため、実用ベースで考えると運用が難しい状況でした。

Amazonから
「物流をもっとよくしてくれ」と要望

FBAイメージ写真

そのほかに具体的な
問題点はございましたか。

Amazonは販売機会損失を嫌われるのですが、「物流を改善してくれ」「欠品率を12%以下にしてくれ」と要望がありました。物流について、Amazonからの要望を満たす運用が出来ていなかったのです。特に弊社はAmazonに商品を卸しているので、その納入スピード、“商品を揃える”ということに対してクレームがありました。

一方、楽天やYahoo!ショッピングについては、物流アウトソーシング先へ全てお任せしていたので、お客様からのクレームはほとんどありませんでした。その反面、在庫の二重持ちによって必要な保管坪数が増えていき、コストがかさんでしまうという問題が出てきました。

寝屋川の倉庫を見学、その様子に感銘を受けた!

物流倉庫見学会の様子

写真:三協寝屋川EC物流センターでの倉庫見学会の様子

そのような中、弊社に依頼いただいた
きっかけを教えてください。

さまざまな物流の問題が出てきてから約1年、複数の物流会社へ相談をしたり、銀行に紹介してもらったコンサル会社の話を聞いたり、いろいろと検討をしました。しかし、どれも机の上で書いている試案で、具体性がありませんでした。

あの手この手を尽くしましたが、解決には至らず…。そんな中で参加した通販物流にスポットをあてた勉強会で、三協さんを知りました。

『誤出荷ゼロ』というありえないテーマが実現できるイメージが持てた。

デジタル検品のイメージ

弊社に物流改善を依頼いただいた
決め手は何ですか。

三協さんの講演はもちろんのこと、寝屋川の倉庫を見学させていただいて、庫内の様子や入庫から保管、出荷に至る流れなどにいたく感銘を受けたのです。

“誤出荷ゼロ”という自分たちにとってはありえないテーマでお仕事を進められている。実際に現場を見て、在庫のデジタル管理や、卸/ECに関わらず在庫を共有化する仕組みなど、それに加えて、基本である5Sの徹底もきちんと出来ていて倉庫内がとてもきれいでした。作業手順がシンプルかつ効率化されていて、今日から働くパートでも誤出荷を出さないような仕事の組み立て方を実現していると感じました。

これまでは、さまざまな改善提案を受けても雲をつかむような話で、倉庫を見学するまでに至らなかったのですが、三協さんの作業風景や業務の流れがとてもしっくりきました。弊社は大物/小物/長尺物と商品の荷姿もさまざまです。説明を受けた手法と相性も良いのではないかと感じました。

物流品質に求める3つのポイント

3つのポイント

弊社に期待されていたことは
どのようなことですか?

【ポイント1】デジタル管理
一番は『デジタル管理』です。商品がさまざまなところに点在していたので、本当にこの商品があるのかないのか、はっきりした在庫が分からなかったという経緯があります。私たちが目指しているのは、持つべき在庫を持ち、持つべきでない在庫はどんどんきり捨てていくという営業スタイルです。そのために『デジタル管理』は大きなテーマでした。

【ポイント2】コスト集約
次に、『コストの集約』です。これまでは自社物流にはあまり投資をせず、アウトソーシング会社に物流業務の多くをお任せしていましたが、外注でお願いしていることを自社で行うことによって、コスト削減につながるなと感じました。

【ポイント3】商品価値を落とさない在庫管理
最後は、『在庫の管理』です。きれいに保管をしていないと商品が傷み、その価値を失ってしまいますが、商品の保管に関してはあまり自信がありませんでした。

例えば、倉庫の効率を考えると箱をいくつも積み上げたりするのですが、扱っている商品上、重量物もあるので、梱包の箱がつぶれてしまうこともありました。特にAmazonは、箱もきれいな状態でないとNGですし、やはりきれいな状態で保管していきたいのですが、アウトソーシング先はそこを見ていない。また実際にどういった形でお客様に届くのかも、きちんと把握できない。そういったところを改善したいと思っていました。

誰でも簡単に作業できるようになり、
作業効率が大幅に改善!

物流改善を実施して作業効率、保管効率が大幅に改善

物流改善後の状況はいかがですか。

スタートしてちょうど2ヶ月程。明らかに変わったことは、誰でもピッキングが出来るというところです。今までは紙ベースの注文書が来た際、記憶をもとに棚を探さなくてはならないケースがほとんどでした。

アナログだったため、出来る人と出来ない人の差がありました。それが誰でも出来るようになったのは大きく、作業効率は大幅に改善しました。また、外注先にお願いしていた仕事を全て自分たちだけで出来るようになりました。

 

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企業情報

平城商事 株式会社

農業機械、農業資材、その他関連商品の販売等