EC物流アウトソーシングで、緊急事態宣言中のEC売上300％増！

コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国で発令された時には背筋が凍るかと思いましたね。当社は全国で数百店舗で販売していますが、商業施設に数多く出店しているので、影響を受けるどころの騒ぎではありません。当社の商品は子供服のため、今年のモデルをある程度売り切らないと来年には大幅なマークダウンが免れません。

ましてや、このままコロナによる影響が長引けば来年以降の経済状況はかなり悪化する可能性も考えられるため、何としても早急にECサイトでの販売を伸ばすしかありませんでした。

店舗で売る予定だった新商材を急遽ネットで販売するため、売上が見込めない店舗から三協さんの倉庫へ商品を集約させる必要がありました。その数ざっと２０万ピース、事前の準備期間もなく、スピードを最優先にするため、全国の店舗ごとに一気に商品を送るかたちになりました。

店舗から倉庫へ商品を送る場合、ダンボールにいろんな商品が混在している状態です。さらに、袋の入れ替え作業やタグの状態確認など、煩雑な付帯作業が発生するため、入庫には相当な時間が必要となり、商品をシステムに再登録する作業や棚入れ業務に追われることになります。
ましてや数百店舗分の商品となればなおさらです。しかしながら緊急事態ということもあり、三協さんには超短納期でのリバイバル作業と棚入れに協力してもらい、スピーディにECサイト用のイベントを開始することが出来ました。
その結果、４月のネット販売が前年比４０％増、GW期間中についてはなんと３００％増という驚異的な受注件数を叩き出すことが出来ました。新商材だけでなく、去年以前の在庫も相乗効果で売り切れが続出したので、今後も引き続きECに力を入れて行きたいと思っています。