バーコード検品システムの導入って!?
よって多くの物流現場でもこの川下に沿ってバーコードを生かしたシステムで業務を遂行しているところが増えています。
今回はこのバーコードを利用した簡易検品システムの導入テストを行ったことについて紹介いたします。
前回、「看板は大事! 」で紹介したB社様の出荷業務は13桁もあるJANコードを目視で確認する作業を行っています。
まずは、システムうんぬんよりも前提として商品のJANコードがキチンと読めるのかが大事です。
そんなことはないと思うのですが、念のため行います。
PCに接続した有線バーコードリーダーで読み取りテストを行います。(これ簡単です)
また、下げ札の裏側にJANコードがあったり、コードの印刷部分の一部が折れ曲がって見えない商品もちらほらあります。これでは1日に数1000ピースを検品するには作業に支障をきたしてしまいます。
これらを整備した後に定置式スキャナーのデモ機を借りて、テストを行います。
検品システムは当社でエクセルで製作したもの。エクセルでもここまでできます。
ところが・・・
「 ピッ! 」
「 あれ!?違うJANコードが出てるぞ。このコードは? 」
「 ひとつ前に処理したコードやな。 」
再度、JANコードをチェックして再開します。
しかし・・・一回しか読ませていないのに二回JANコードが表示されます。
これは一体!?
そこで、調査をいたしました。原因追求ですね。
(1)XPのPCへ変更。データ処理量、蓄積量もアップしました。
(2)と(3)については他の商品や別機種で検証。これは問題なし。
(4)についてはメモ帳で読み込み。すると・・・ここで問題の現象が発生。
デフォルトを再変更して行うが、結果は同じ。
メーカーで診て貰うがPCとの相性もあるとのことでした。
物流におけるシステム導入においては、目先の利便性だけで現場とは関係のないところが考えるのではなく、あくまでも使うのは現場の人間であり、現場業務をサポートするということから、現場調査とテストを綿密に行い、導入後には変更・追加ができるようカスタマイズできるものがいいですね。
今後の経過も追って紹介したいと思います。